予防接種について
当院では大人の患者様に向けた、インフルエンザの予防接種と肺炎球菌ワクチンなどの接種に対応しております。
予防接種は、感染症を引き起こす細菌・ウイルスの病原性を弱めたり無毒化したりして生成されたワクチンを接種することで、その感染症の発症や重症化を予防するために実施されている予防医学です。また、感染症の流行を防ぐという役割も担っています。
当院で扱う予防接種と費用
インフルエンザ | 3,500円(税込) |
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肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス®) | 7,500円(税込) |
麻疹風疹(MR) (ミールビック®) | 9,500円(税込) |
麻疹風疹ムンプス(MMR) | 10,500円(税込) |
ムンプス | 4,500円(税込) |
風疹 | 5,500円(税込) |
麻疹 | 5,500円(税込) |
破傷風トキソイド | 4,500円(税込) |
A型肝炎ワクチン(エイムゲン®) | 8,000円(税込) |
B型肝炎ワクチン(ヘプタバックス®) | 7,000円(税込) |
水痘 | 8,000円(税込) |
帯状疱疹ワクチン(シングリックス®) | 20,000円(税込) |
大人の方の予防接種
当院では大人の患者様を対象とした、インフルエンザと肺炎球菌の予防接種を行っています。この2種類以外の予防接種を打ちたい方もぜひ、お気軽にご相談ください。
※インフルエンザワクチンの接種対応年齢は6歳以上からになります。 インフルエンザの予防接種につきましては、別のページに記載されていますので、そこからご確認ください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎とは、肺に細菌やウイルスなどが入り込むことで炎症を起こしてしまう疾患です。特に高齢者や基礎疾患を抱えている方は発症リスクが高く、治りにくいまたは重症化する傾向にあります。呼吸器疾患は、細菌やウイルスによる喉の炎症をきっかけに、発症するケースが少なくありません。特に、免疫力が下がっていると肺にまで感染が拡がりやすくなるため、そうでない時よりも肺炎にかかりやすくなります。肺炎を引き起こす病原微生物はたくさんありますが、一番多いのは肺炎球菌による肺炎です。実際に大人の肺炎の20~40%が、肺炎球菌によるものと報告されています。そのため、肺炎の発症・重症化を防ぐには肺炎球菌ワクチンが有効と言われているのです。
また、インフルエンザと肺炎球菌のワクチンを同時に行っておくと、インフルエンザにかかって免疫力が下がっている時でも、肺炎にかかりにくい身体になります。重症化も防げるため、当院では併用接種を勧めています。さらに、肺炎球菌には93種もの血清型があります。定期接種として提供されている「ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、大人の重篤な肺炎球菌感染症を引き起こす64%を占めると言われている、23種類の血清型に効くと評価されています。 肺炎球菌ワクチンは特に、肺炎の重症化リスクが高い高齢者に効果的とされています。肺炎球菌ワクチンの効果は最短でも5年持続するため、最後に受けた接種日から5年以上経っていましたら、再接種をお勧めします。
ワクチンによる副反応としては、痛みや腫れ、発熱などが挙げられます。多くの場合は数日程度で落ち着くのでご安心ください。ただし、最後に受けた接種から5年以内に接種を受けると、副反応が強く現れる恐れがあります。そのため再接種を受ける方はぜひ、最後に受けた接種日をチェックしましょう。
2014年(平成26年)10月1日から、高齢者肺炎球菌ワクチンは定期接種と位置づけされました。助成対象者は65歳以上の方で、65歳・70歳・80歳・85歳などの方も対象とされています。詳しい内容は、流山市の高齢者の肺炎球菌感染症予防接種ページ及び、厚生労働省のホームページからご覧ください。
【流山市 高齢者の肺炎球菌感染症予防接種】
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/life/1000642/1000680/1000688.html
【厚生労働省 肺炎球菌感染症(高齢者)】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/haienkyukin/index_1.html